先物取引の基本ルールを紹介します。
日経225先物には、「転売・買戻による決済(SQ前の任意の日・時点での決済)」と、「最終清算指数による決済(いわゆるSQでの決済)」という2種類の決済方法があります。
転売・買戻による決済とは、SQの日より手前の好きな時に、買建玉を売って買ポジション(=ロング・ポジションともいう)を清算(「転売」)したり、逆に、売建玉を買い戻して売ポジション(=ショート・ポジションともいう)を清算(「買戻し」)することをいいます。
このように、安く買って高く転売したり、高く売って安く買い戻すことによって利益を得たり、あるいは予想に反した値動きによって損切りを行うために、好きな時に建玉を決済するのが1つ目の方法であり、SQの日より前であればいつでも決済することができます。
一方、SQ(Special Quotation)による決済とは、SQ前日までに任意で建玉の決済をせずに、3月・6月・9月・12月の第2金曜日の日経225構成銘柄の始値によって計算される最終清算指数(SQ値)によって、(たとえ損失が出ていたとしても)強制的に決済する方法のことです。
日経225先物では差金決済方式を採用しており、これは当初の建玉の価額と決済時の日経225先物指数(値段)(もしくは最終清算指数(SQ値))の差額だけを受け取ったり支払ったりするというルールです。
例えば16000円で1単位(1枚)の買い注文を入れて買ポジションを取ったとします。
その後、日経225先物指数(値段)が上昇したため、SQを待たずに16090円で売り注文を出し、約定したとします。
その場合の受け渡し金額は「16090−16000=90円」で、実際の損益は「90円×1000(1枚あたりの取引単位)−売買手数料」となります。
つまり、90円の上昇でも9万円弱の利益となります。
一方、「225指数は下がるだろう」と考えて16000円で1単位(1枚)の売り注文を入れ、売ポジションを取ったところ、予想に反して日経225先物指数(値段)が上昇したため、16050円で買い戻しの注文を出し、約定したとします。
その場合の受け渡し金額は、「16000−16050=−50円」で、実際の損益は「−50円×1000(1枚あたりの取引単位)−売買手数料」となります。
つまり、たった50円の損失が実際には5万円以上の損失となるのです。
(なお、日経225miniの1枚あたりの取引単位は100となります。
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証拠金取引とは、予め計算された金額の現金(もしくは代用有価証券)を用意して、その何倍かの取引をし、決済をしたときに利益もしくは損失の差額だけを清算するという取引の仕組みです。
そして、決済を確実に行うためにある程度の損失リスクを計算し、予め証券会社側にお金を差し入れておくというのが証拠金の目的です。
日経225先物と、外国為替証拠金取引や株式の信用取引の証拠金の違いは、外国為替証拠金取引や信用取引の証拠金が「取引額に対して何%か」という単純な計算方法であるのに対し、日経225先物では「SPAN(R)証拠金」といわれる独自の指数を使って必要な証拠金額を計算するという点です。